タブレット学習を始めてみたいけどたくさんありすぎて、どれがいいのかわからないわ…
教員免許もちの現役家庭教師の視点から今おすすめのタブレット学習をご紹介します!
こんにちは。ほっぺ(@teacher_hoppe)です。
最近の通信教育はタブレットを活用したものが多くなっていますよね。
スマートフォンを使い慣れている今の子供達にとっては、遊び感覚で楽しく勉強できるものであり、大きな効果が見込めます。
しかしあまりにも数が多く、どれにすれば良いのか悩んでいませんか?
今回は教員免許も持っている現役家庭教師の視点からおすすめのタブレット教材をご紹介します。
この記事を読めば、きっとお子さんにぴったりのタブレット学習を知ることができるはずです。
小学生のうちから楽しく勉強することを身につけ、中学高校で勉強の壁にぶち当たっても自力で乗り越えることができる基礎を固めることができるでしょう。
\結論から言うと、お勧めしたいタブレット学習はズバリ『スマイルゼミ』!/
- 使う教材はタブレットひとつだけ
- 使っている教科書に合わせた内容
- ゲーム感覚で楽しく勉強できる
- 今日何をするのかを教えてくれるから悩まずに始められる
- 保護者へ学習したことをアピールできるから見守れる
- 無学年学習で苦手は遡って復習、得意は興味のままどんどん学べる
小学生での課題は学習習慣を身につけること
小学生のうちに一番身につけたいことはなんでしょうか。
友人関係? 集団行動? 生活習慣を整えること?
様々あると思いますが、学習面に関しては「少しでも良い学習習慣を身につけること」がもっとも大切です。
このことは各学校が教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準として定められている学習指導要領にもしっかりと記されています。
(1) 確かな学力
文部科学省. 小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 総則編, 24
(略)
小学校教育の早い段階で学習習慣を確立することは,その後の生涯にわたる学習に影響する極めて重要な課題であることから,家庭との連携を図りながら,宿題や予習・復習など家庭での学習課題を適切に課したり,発達の段階に応じた学習計画の立て方や学び方を促したりするなど家庭学習も視野に入れた指導を行う必要がある。
先生から出される宿題にも、実は学習習慣を身に付けさせるためという一面があったり。
なぜ学習習慣を身につけることが必要なのでしょうか?
それは、「自ら学ぶ主体性」を身につけることにつながるからです。
「やりなさい」と言われて嫌々勉強をする、そんなことが続いてしまえば生まれるのは「勉強に対する抵抗感」です。
そして勉強が嫌いになり、必要最低限のことしかやらなくなってしまうのです。
児童は学ぶことに興味を向けて取り組んでいく中で,新しい知識や技能を得て,それらの知識や技能を活用して思考することを通して,知識や技能をより確かなものとして習得するとともに,思考力,判断力,表現力等を養い,新たな学びに向かったり,学びを人生や社会に生かそうとしたりする力を高めていくことができる。
文部科学省. 小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 総則編, 35
学習指導要領の内容を簡単に言い直すと、「嫌々教えられているときと、自分から興味を持って調べているとき、どちらがより身につくでしょうか?」ということです。
自分で興味を持って調べたことは不思議と記憶に残りますよね!
よって、小学生の時に身につけるべきことは「楽しく進んで勉強ができる学習習慣」だと言えるのです。
「勉強はして欲しいけど、勉強嫌いにはなってほしくない」
そんな保護者の皆さんの声に答えてくれるのが、今回おすすめする「タブレット学習」なのです。
ドリル?塾?家庭教師?タブレット学習?どれがいいの?
お子様に勉強して欲しいときに活用できるものはたくさんありますよね。
パッと思いつくもので以下の6つほどが挙げられます。
- 保護者自ら教える
- ドリルを買い与える
- 集団/個別塾・家庭教師
- テキスト学習教材
- 映像学習教材
- タブレット学習教材
かなりの選択肢があることがわかります。
一つずつ、簡単にメリットとデメリットを見ていきましょう。
保護者自ら教える場合
たまになら教えることも可能かもしれませんが、ずっと教えることは不可能ですよね。
しかし、学習状況や学校(授業)での様子を知るためには必要不可欠でもあります。
他の学習と並行して行えるとベストです。
ドリルを買い与える場合
書店などでドリルを購入することも手ですね。
最近は教科書準拠のものがほとんどで、授業の内容にぴったりのドリルが数多く販売されています。
しかし、この学習方法が向いているのは「もともと勉強が好きで、意欲が高い子」です。
勉強に苦手意識を持っていたり、授業に追いつけないからドリルを買い与えておけばOK、という話でもありません。
集団/個別塾・家庭教師
集団/個別塾・家庭教師なら、自然に学習習慣が身につくことでしょう。
また、両親や先生・友達とは別の関係を築くことができるので、他の人には話せないことを相談することもできるというメリットもあります。
ただ、塾や家庭教師は月謝が高くなりがちです。
金額に見合った効果があるならいいのですが、ただ教えるのが上手かどうかだけではなく個人個人に合っているかどうかも重要であるため、お子様に合った環境を探すことにも苦労するかもしれません。
また、塾や家庭教師の時は勉強するものの、それ以外の時は一切勉強しなくなってしまう可能性があります。
言われればできるけど、一人では何を勉強したらいいのかわからなくなってしまうんですね。
私が教えている子がまさにこの状態。
小学生の時は個別塾に通っていて勉強もできていましたが、中学進学を機に塾を辞めた途端に試験でも下から数えた方が圧倒的に早い状態になってしまいました。
塾や家庭教師は、「自分で勉強していて、わからなかったところを聞く」という使い方ができる子に向いています。
テキスト学習教材
テキスト学習教材に馴染みの深い保護者の方も多いかと思います。
毎月1冊のテキストが届き各自で解いていく、アレです。
こちらも「自分で学習計画が立てられて、その通りに勉強できる」子に向いています。
勉強に苦手意識がある子やそもそもやる気がない子には、溜まっていくテキストや残りの問題数がわかってしまうこのタイプは一番苦痛になるでしょう。
「まだこんなに残ってる!やる気なくなった…」は大人でも心当たりがありませんか?
映像学習教材
最近は映像学習教材も増えてきていますよね。
わかりやすい授業動画が提供されていて、何度も繰り返し見たりわからないところのみを重点的に見たりと、本人が自分に合った勉強ができることが特徴です。
こちらも、効果的なのは「勉強する意欲はあるが、教えてくれる人がいなくて困っている」子で、勉強する気がない子を勉強させるような力は持っていません。
授業動画を見るのはかなり労力を使うので、今まで上げた中では一番「勉強が苦手でやりたくない子」には向かない勉強法とも言えます。
【おすすめ】タブレット学習教材
タブレット学習は、今までの勉強法のメリットはそのままに、デメリットを全て解決できるような画期的な勉強法となっています。
タブレットだからこそなんでもできるようになっています。
タブレット教材の多くは、ゲーム感覚で勉強が進められるような工夫がなされており、気がついたら勉強に時間をかけることが苦にならなくなるでしょう。
「勉強は楽しいこと」と思ってもらえやすいタブレット教材は、小学生に学習習慣を身に付けさせるにはもってこい。
主要2社のタブレット教材比較
小学生の学習習慣付けにはタブレット教材がおすすめだということはわかっていただけたでしょうか。
代表的な小学生のタブレット教材といえば、ベネッセの「チャレンジタッチ」、スマイルゼミの「スマイルゼミ 小学生コース」が挙げられます。
ここからは、専用タブレットを使用する主要2社のタブレット教材について比較していきましょう。
基本情報
ともに5教科対応、入会金0円です。
年会費については、ベネッセとスマイルゼミではそこまで大きな差はありません。
ここでの大きな違いは、「タブレット以外に教材が届くかどうか」です。
スマイルゼミはタブレット一つで完結されているため、タブレット以外の教材は届きません。
無駄に紙の教材が溜まってしまったり、紛失してしまったりすることもない上、勉強するときに必要なものはタブレット一つ用意すれば良いという利点があります。
専用タブレットの代金等について
ベネッセもスマイルゼミも、使用するのは各社の専用タブレットです。
その専用タブレットにかかる費用などを比較してみましょう。
本体自体の価格は、ベネッセがは0円(6ヶ月以上契約を継続した場合)、スマイルゼミは10978円(12ヶ月以上契約を継続した場合)です。
ベネッセは6ヶ月未満で解約した場合9900円、スマイルゼミは6ヶ月未満で解約した場合32802円・12ヶ月未満で解約した場合7678円が追加で請求されます。
携帯電話などの違約金をイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
また、物損にも対応する保証はベネッセが年間2400円、スマイルゼミが年間3600円で加入することができます。
保証に入っておくことで、ベネッセは5700円、スマイルゼミは6600円で新品と交換することができます。
タブレットに関しては、全体的にスマイルゼミの方が高いですね。
安い方が財布には優しいためそちらを選びがちですが、実際に使用することを考えると一概に「安い方がいい!」とは言えません。
専用タブレットのスペック
価格の違いはズバリスペックの違いです。
ここでは専用タブレットのスペックを比較します。
専門用語が多いですが、気になるところに色をつけてみましたので、「色のついている部分は特にスマイルゼミの方が優れている」と捉えてもらって大丈夫です。
スマイルゼミのタブレットがスペックで劣っていることは特にありませんでした。
特に注目すべきは、タッチパネルとペン入力の違いです。
ベネッセは感圧式のタッチパネルで、ペン入力も感圧式となっています。
感圧式とは、指でもタッチペンでもなんでも、圧力を加えることによって反応する仕組みのことです。
ニンテンドーDSのタッチパネルなどがこのタイプですね。
タッチペンも手も圧力ならなんでも反応してしまうため、通常のノートのように手をつけるとスムーズに書き込むことができません。
対してスマイルゼミは静電容量式のタッチパネルで、ペンは電磁誘導式デジタイザーです。
静電容量式とは指や専用のペンにしか反応しないタッチパネルで、簡単にいうとスマートフォンや市販タブレットなどのタッチパネルのことを指します。
もちろん手にも反応しますが、専用ペンが近づくとそちらを優先するソフトウェアが搭載されているため、画面に手をつけてもスムーズに書き込むことが可能です。
タブレット教材において、タブレットの使い心地は何よりも大切なことです。
タブレットにかかるコストが高いことにも納得できるレベルのスペックの違いになっています。
ちなみに、スマイルゼミのタブレットは国内メーカーの京セラで製造されています。
京セラはAndroidスマホ・タブレットを多く製造している老舗で、解約後に残ったタブレットは通常のAndroidタブレットとして活用できるほどのものになっています(公式も推奨)。
5教科以外で学べること
次に、5教科以外について学習できることや活用できるシステムをまとめました。
この辺りは書き方が違うだけでほとんど同じような内容が学習できることが分かりますね。
細かくみていくと、スマイルゼミの漢検対策では2級まで対応している上に、漢検協会の公式教材で学習することが可能です。
また、漢検応援キャンペーンが行われており、受験料を全額(最大4500円)負担してくれます。
受験料を負担し受験ハードルを下げることで、そこまで自信のない受講生の受験も増えるでしょう。
相対的に合格率が下がってしまう可能性もあります。
このキャンペーンの「漢検対策に対する自信」がひしひしと伝わってきますね。
実力診断テストではベネッセが会員数が最多であることを生かして客観的に診断するのに対して、スマイルゼミはあくまでも個人の得意・不得意を見極めるためのテストという意味合いが強いものになっています。
ここから、ベネッセは周りと比べた「受験に向けた」学習、スマイルゼミは過去の自分より成長することを目的とした「学習習慣を身に付けるため」の学習であると捉えることができます。
ベネッセ→受験に向けた学習
スマイルゼミ→学習習慣を身につけるための学習
小学生のタブレット教材ならスマイルゼミがおすすめ
ここまでベネッセとスマイルゼミを比較してきました。
結果としては、会費やタブレット代は少し高いもののスマイルゼミを強くおすすめします。
中学生や高校生なら、受験を意識した学習も選択肢に入りますが、中学受験でもしない限り小学生で身につけたいのはあくまでも学習習慣です。
小学生の時にいくら勉強ができていても、勉強自体が嫌いだと自主的な学習をしなくなってしまい、レベルが格段に上がる中学校や高校の授業にはいずれついていけなくなってしまうからです。
このことから、学習習慣を身につけるためにはストレスなくタブレットを操作して、楽しく勉強ができるスマイルゼミがお勧めなのです。
加えて、今までは「学習習慣を身につけること」をメインにしていたスマイルゼミにも、2022年春からは「中学校に向けた先取り学習」や「苦手の解消」ができる新しい学習「コアトレ」が始まります。
注目の新サービス「コアトレ」
今回この記事を書くにあたって、リリース予定の「コアトレ」の画面をいち早く見せていただけましたのでご紹介します。
コアトレは2022年4月リリース予定の注目サービスで、追加料金なしで利用できるようになります。
幼児コースと小学生コースで利用可能で、どちらのコースでも幼児・小1〜中3までの国語と算数・数学の内容が学年問わず学習できるようになります。
コアトレとは
コアトレとは、別名 無学年学習といいます。
学年を問わず、苦手なことは振り返って復習し、得意なことはどんどん先取りして勉強していくことができる学習方法のことです。
学習指導要領中でも示されている「体系的な学び」そのものです。
コアトレでできること
実機を少しだけ見せていただけたので、記憶を頼りに図にしてみました。
ゲームのような画面で、一つずつクリアしていくながらどんどん進めていく形式です。
単元ごとにステージが分かれていて、どの単元も学年の枠を超えて簡単なものから徐々に難しいものへとレベルアップしていきます。
一つ前の問題が完全に解けるようになるまで先には進めないため、授業などでありがちな「わからないまま先に進んでしまう」ということがありません。
また、同じところを何度も学習した場合でも、5問の練習問題はランダムで出題されるため答えを暗記してやり過ごすこともできません。
わからない部分や習っていない部分は、授業動画をみて学ぶことができるので全て1人で進めることができます。
お子様のモチベーションを保つ工夫
いくらタブレットで手軽に勉強できるといっても、モチベーションが保てなければやる気が無くなってしまいますよね。
でもご安心ください。スマイルゼミにはモチベーションを保つための機能があります。
1, トロフィー(アワード)集め
やればやるだけトロフィーを獲得できます。
頑張っただけトロフィーが集まっていくのは達成感を得ることができて、「もっと頑張ろう!」と思えますね。
ゲームでもよくある機能で、なおさらゲームのような感覚でのめり込むことができます。
2, 他の受講生とリアルタイムで対戦「みんトレ」
自分一人でひたすら学習を進めるだけでなく、他の受講生と対戦形式で問題を解くことができます。
正解数と時間で競うバトルで、1試合の時間も短く問題もランダムで出題されるため飽きずに楽しむことができます。
のめりこみがちなコンテンツではありますが、深夜や早朝はみんトレは開催されないため夜遅くまで没頭しすぎることはありません。
3, 何をやればいいのか教えてくれる「きょうのミッション」
「何から勉強すれば良いのかわからない」というのもモチベーションを低下させる要因ですが、スマイルゼミなら「きょうのミッション」としてやるべきことを教えてくれます。
「きょうのミッション」で提案される教材は、AIが分析した個人に合った内容なので苦手を無意識に避けることなく満遍なく学習することが可能です。
4, 学習したことを保護者へアピールできる
自動でお子様の学習情報がお知らせされるのはもちろん、お子様自身が上手にできたことや頑張ったことをチャットでアピールすることができます。
これなら離れていても勉強を直接みてあげているような感覚で学習状況を把握できますね。
やる気がなくなってしまう「もう勉強やったの?」というやりとりも、この機能があれば最低限に減らすことができそうですね。
スマイルゼミで楽しく学習習慣を身につけよう!
ここまで長々とスマイルゼミについてまとめてきましたが、結論としては「学習習慣を身につけたいならスマイルゼミ一択!」です。
勉強ができるようになるためには、勉強を好きになることが一番の近道です。
嫌いになってしまったらもう頑張れませんから。
少しでも興味を持っていただけましたら、資料請求をしてみましょう。
資料請求ではより詳しい情報がまとめられているのはもちろん、会費が1ヶ月分無料等のキャンペーン情報や、少しでもお得に会費を支払う方法などの「資料請求した人限定の情報」を得ることができます。
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教員免許持ちの家庭教師として様々な子供たちと触れ合ってきましたが、どんなに勉強が苦手で嫌いな子でも、楽しくできるような工夫をして勉強をさせてあげると見違えるほど自主的に進んで学習してくれます。
このスマイルゼミは、タブレット一つでその工夫をしてくれる教材で、保護者にも学習状況が詳しくお知らせされる点では家庭教師よりも優れていると感じました。
家庭教師などはどうしても人間性としての相性が大きく影響してしまいがちですが、タブレットならそれも問題なし。
家庭教師や個別指導で先生との相性が悪く断念してしまった方などにもおすすめです。
とはいえ、やっぱり合う合わないは必ずあります。
資料請求や、2週間いないなら全額返金してくれるお試しキャンペーンなどを活用して、少しでもお子様が楽しく学習習慣を身につけることができる教材かどうか試してみてくださいね。
少しでも参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
もしご質問等ございましたら、Twitter(@teacher_hoppe)からお気軽にお声掛けください!
ブログで記事にまとめ、お力になれたらと思います!
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